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2011年11月16日

番外編 - アメリカの出版社に編曲申請をしてみた

出版しようとしているわけでもなんでもなく全くのプライベートですが、既にアレンジされて吹奏楽譜で出版されている、とある外国楽曲のメドレーをサックスアンサンブルに置き換えて演奏したいなぁと思いまして、出版社に編曲申請を出してみました。
オリジナルで編曲するような力は全くないので、気に入った作品をトランスするのが早いなと思ったわけです。

送ってから返事が来るまでに10日くらいかかりましたが、きちんと返信がきまして

1. 楽譜を購入後に然るべきライセンス料を支払うこと(今回の場合は100ドル)
2. 楽曲の著作権は出版社に帰し、いかなる権利の主張もしないこと
3. 第三者への譲渡、複製を行わないこと
4. 許可を得て編曲したものであることを明記すること
5. スコアのコピーを提出すること
6. 録音、録画その他記録を残さないこと

などの条件を守れる場合にのみ許可しますという内容の契約書が送られてきました。
この条件下でアレンジ(というかトランス)をするかしないかはこれからアンサンブルのメンバーと協議をしようと思いますが、外国楽曲をアレンジしたいと考えている方にもなにかお役に立てるかなと思って書かせていただきました。

ちなみに今回の出版社はアメリカのHal Leonard社。

さまざまな著作権に関する申請はここから行うことが出来ます。

主に関係のあるのは「Permission to Arrange(編曲許可)」でしょう。
今回の場合は完全に違う編成で演奏したかったので、「For other instrumental or vocal ensembles→他の楽器やアンサンブルへの編曲」でしたが、不足楽器を置き換えたりしたいような場合には「Adapt a purchased arrangement to fit your ensemble's needs」、マーチングの場合は「For Marching Band/Drum Corps/Percussion Ensemble」でそれぞれ申請できます。

アメリカの主要な出版社にはライセンス窓口がホームーページにある場合が多いので、ほとんどの項目はフォーム形式になっていますし、つたない英語でも申請をすればなにかしらの返信がもらえるはずです。

編曲などの申請代行は行っていませんが、各出版社の窓口をご案内することはできると思いますのでご相談ください。

また、有名な外国楽曲には大抵の場合日本の窓口となるサブパブリッシャーがついていますので、今回の私みたいに既にあるアレンジをリアレンジするのではなく、1からオリジナルでアンレジ(←ちょっと言い方が変ですが)をしたいような場合にはそちらに申請をすれば諾否の返答を得られる場合が多いです。

面倒とか、英語がわからないとか、バレないとか、そういう問題ではなく、著作権というきちんとした権利があるものなので、もしその楽曲が好きでリスペクトする気持ちがあるのならば、ルールに則って然るべき手続きをしてもらいたいと思います。
もちろん日本の楽曲も然り。
いくら好きだからといって勝手に編曲をして演奏していいものではないということを理解してもらえればと思います。
「知らなかった」では済まされない場合もありますのでご注意を。


そんな私は現在録音の申請でちょっと手こずっております。がんばりまーす。
posted by fostermusic at 17:55| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月12日

演奏会を開くときには演奏利用届けを。

早いもので、そろそろコンクールモード突入の兆しを感じる今日この頃。

今日は久々著作権のお話です。

お客様からよくある質問で、「著作権使用料ってなんですか?いくらですか?」的なものがあります。

ものすごく簡単に言うと、演奏などで音楽を利用するときに作曲家や出版社など著作権保有者に支払われるのが音楽著作権使用料です。
忘年会のカラオケで歌うときにも実は著作権使用料がかかっています。

もちろん個人が直接作曲家に支払いをすることはなく、日本音楽著作権協会、通称JASRACを通じて支払われます。


さてさて、その著作権使用料というのは楽譜代には含まれていません。

楽譜を買ったからといって、著作権まで買ったことにはならないので、公の場で演奏するときには決められた著作権使用料を払わなければならないのです。
じゃぁどんなときに払うか、というと、

例えばフォスター高校吹奏楽部が、自分たちの演奏会を開く場合、主催はたいていフォスター高校吹奏楽部になりますね。

そういう場合、ホールだろうが、野外だろうが、大小問わずどんな演奏会でもすべて「◯月◯日に、◯◯という会場で、入場料はいくらで、こんなプログラムの演奏会をしますよー」という申請をしなければなりません。
それが演奏利用届け、というものです。
その届出によって著作権使用料が決まります。


手順を簡単に説明すると、

◎ 開催日5日前までに、
◎ 「演奏利用申込書」「演奏利用明細書」の2点を

演奏利用申込書
演奏利用明細書
◎ a)FAX b)郵送 c)各支部窓口のいずれかの方法でJASRACに提出
 ※オンラインで提出する方法もあります
◎ 申請から約2〜3週間で請求書が送られてきます

そんなに難しくありません。
紙に必要事項を書いて出す、これだけです。


じゃぁ肝心の「いくら払うか」ということですが、それは入場料やホールのキャパ、プログラムによって千差万別です。

算出方法は2種類

1入場料・定員数などから包括的に算定する方法

 1)入場料がある場合
チケット代×定員数の8割×4%×消費税
※席によって価格が違う場合は平均入場料で計算します。

 2)無料の場合(公演時間が2時間までの場合)
定員数×4円×消費税
※演時間が2時間を超える場合は、30分超過ごとに25%加算されます。

21曲ごと(曲別)に算定する方法

 1)入場料がある場合
チケット代×定員数の8割×0.4%×曲数×消費税
※5分で1曲とみなし、14分の曲なら3曲分となります。

 2)無料の場合(1曲あたり)
 100名まで 250円
 500名まで 300円
1,000名まで 400円
1,500名まで 600円
2,000名まで 800円
2,500名まで 1,000円
3,000名まで 1,200円・・・・・

と定員数によって1曲あたりの単価が変わります。
こちらも5分で1曲とみなされ、14分の曲なら3曲分となります。


ちょっと理解していただけたでしょうか?

じゃ、コンクールも払うの?という質問もよくありますが、コンクールは主催者が吹奏楽連盟になるので吹奏楽連盟がJASRACにまとめて申請をすることになります。

もし、複数団体でフェスティバル等を主催する立場になった場合には、きちんと届出をしてください。

詳しくはこちらで

お近くのJASRAC支部
でも教えてもらえると思いますので、「申請とかしたことなくてよくわかんない」という方は、お電話などで問い合わせてみてください。


この演奏使用料も作曲家や出版社にとっての大事な収入源となっており、利用者の皆さんがきちんと申請〜支払いをしてくださることによって、次の作品の創作につなげています。

ぜひご理解の上、正しい申請をお願いいたしますm(__)m
posted by fostermusic at 17:54| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月23日

ちょっと意外なJASRAC

作曲家の皆さんから作品をお預かりするごとに、作品届や編曲届をJASRACに提出するわけですが、
何度やってもあんまり慣れないもんで、提出した後の書類のことなどについて担当の方から電話をもらうこともしばしば。

大抵の場合、私の不備なんですが今日はちょっと違いました。

まず、編曲届を出す際には、原曲の譜面と編曲した譜面、それに作品届と編曲届を提出する必要があり、当然のことながらアレンジものの場合はオケのスコアなんかを一緒に出します。(もちろん返却してくれます)

で、今回出した編曲作品の中に、同じスコア集に入っている作品があったので、
「このスコア集で2曲分提出しま〜す」
といった具合の添え書きをして、各曲の最初のページに付箋をつけて出し、まぁ見てくれればわかるでしょうと思っていたら・・・

今日電話がかかってきまして、
「楽譜のことはあまり分からなくて・・・。この楽譜のどこがその曲ですか?」
的な質問をされ、かなり有名な曲だったのでちょっと意外に思いました。
ま、私の付箋の付け方も不親切だったんですが・・・。


音楽著作権協会、というからには音楽の知識のある方ばかりなのかと思っていたらそんなことでもないんですね。
よく考えればまぁ当たり前か、と思ってみたり。

楽譜を読んでるよりも契約書を読む機会の方がきっとずーっと多いですもんね。

いやいや、それにしても意外でした。


ほかには私の不備が何点か。。(^^;;) 
いつになったらお茶の子さいさいになるのやら。。

シャチョーのくせに、書類を書くのが非常に苦手でございます。
posted by fostermusic at 18:54| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月09日

こんなに言っても


ランチ時、「こんなに言ってもまだやるの?飲酒運転」
というポスターが目に入ってきた。

ふと浮かんだ
「こんなに言ってもまだやるの?違法コピー」


啓蒙はなかなか難しい。悲しいことである。
posted by fostermusic at 23:55| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月02日

ニコニコ動画とJASRACが契約締結

エイプリルフールネタなのか???と一瞬疑いましたが、
「ニコニコ動画」で知られる(株)ニワンゴとJASRACが管理楽曲の二次利用を包括許諾する契約を締結した、とのこと。

つまりは、JASRACの管理楽曲を、自分で演奏したりした動画をニコニコ動画のSMILEVIDEOへアップロードする事が合法的に可能になったのです。

たとえば、定期演奏会での音源や映像をアップロードすることが可能になり、演奏会を聞きに来れなかった友人知人恩師などに、その雄姿の一部をニコニコ動画で見てもらえるようになったというわけ。

しかし当然のごとく、市販CDの音源などをそのままアップして「●●の音源です!」とう風に使うことは違法なので要注意。


この件、とりあえず一歩前進。ということでいいんだろうか・・・。私は危険が多すぎる気がしてなりません。

もうすでに4/1からOKなのか?
JASRACが海外の権利団体と提携して管理している外国曲の利用は?
管理楽曲を使った動画をほかのサイトに埋め込み表示したら?

疑問はふくらむばかり。
ニコニコ動画も説明が曖昧で、いろんな誤解から違法投稿が逆に増えそうな気がします。

「知らなかった」で済まないことも多く、たとえ意図的ではないにしても勘違いで著作権侵害をしてしまうのはよくないこと。
今回はニコニコ動画が例でしたが、ニコニコ動画をはじめとするコンテンツホルダーがきちんと利用者にわかりやすく、健全な利用者が「無知の罪」を犯してしまわないように説明する義務があると思うのであります。


まだまだ私も勉強しなくては。
posted by fostermusic at 23:25| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月26日

編曲許諾を取ろう

あるところから外国曲の楽譜探しの相談を受けて、もしなかったら編曲しようと思っているとのこと。でも著作権とかよくわからなくて・・・、ということだったので、まずはこころあたりのある出版社をひと通り探し、サブパブリッシャー(SP)に電話してみることに。

結構有名な歌謡曲だったんですが、海外の曲でしかも吹奏楽譜となるとなかなか出ていないものなんですよね。

さてと、早速JASRACのサイトにある作品データベース「J-WID」で作品を検索。
すると簡単にデータがでてきて、オリジナルパブリッシャー(OP)もSPもすぐわかり、まずはJASRACに電話してSPの連絡先を聞くことに。
今思えば、SPはここで調べられたんだなぁ〜、と。
主な外国作品管理出版社連絡先
お手を煩わせました。

ちなみにイーエムアイ音楽出版がSPになっている曲だったのですが、JASRACの方がご丁寧に「イーエムアイさんはフジパシフィックさんの中にありますので、『フジパシフィックです』と出ても用件を伝えれば取り次いでくれますよ」と、教えてくれたので、私はオロオロすることなく用件を済ませられたのでした。

電話をかけると、2つほど取り次ぎがありまして、とても感じのいい担当者さんとお話。

私(M)「*****を吹奏楽にアレンジして演奏会で演奏したいんですが、編曲許諾いただけますか?」
担当社さん(E)「演奏会はいつですか〜?」
M(やべ、聞いてなかった)「え・・・っとまだちょっと未定なんですが」^^;
E「演奏会の時はJASRACさんに申請しますよね?それさえしていただければ編曲はOKですよ〜」
M「え、あの申請書とかは・・・」
E「要りませ〜ん。ただ演奏会のCDやDVDを作るときには別途申請していただく必要があるのでご連絡下さ〜い。」
M「わかりました。あ、ちなみにその楽譜の出版とかは・・・」(一応聞いておく)
E「その際もまた連絡下さ〜い」
M「わかりました。ありがとうございます〜」

そんな会話がありまして、めでたく編曲許諾をいただいたのでした。
思っていたよりもカンタン!

皆さんも著作権保護期間の楽曲を演奏会などの目的でアレンジする際は、まず許諾を取りましょう。
今回はカンタンでしたが、メドレーになっていたり出版社によってもケースは様々なのでご注意を。
もちろん演奏する際はJASRACに届け出を。

吹奏楽の例ではありませんが、YAMAHAさんのエレクトーンコンクールのページに、かなり詳しく丁寧な編曲許諾の取り方が掲載されていましたので、参考にしてください。
http://www.yamaha-mf.or.jp/el-con/entry/point_3.html
(吹奏楽→エレクトーンの編曲はかなり人気が高くしばしば問い合わせを受けたりします。)

それでも自分でやるのは不安・・・という場合はご相談下さいね。

というわけで、今日はちょっとためになる話でした。
posted by fostermusic at 23:28| 千葉 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月24日

動画配信の今後

テレビ局、映画会社、レコード会社にネットでの動画配信権を与えるという「ネット法」をめぐって、巷では賛否両論。

詳しくは、こちらの記事をご一読を。

コピーも宣伝のためには必要悪。
ユーザーの違法配信も、ファンが好意で宣伝してくれているようなもの。

というような意見には、ちょっと待ったをかけたいですが、ネットの技術進歩に法が追いついていないのは、ず〜〜っと前から言われていたこと。

作家、出版社、第3者機関、ユーザー、全てにとってメリットを生む方法はなかなか見つからないのかもしれませんが、今のシステムはとにもかくにももっと利用しやすくしてもらいたいもの。

引き続き注目していきたいと思います。
posted by fostermusic at 23:54| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする